2013/12/22

ネームの間違い直し方

今日は知り合いの所に行って下書きを描く。
そして何となく変と思うたら聞く
あっちの担当のネーム打ち合わせの話を。

..............マジで怒った。
これは駄目だ。そんなのネームの直し方は。

一番駄目な所は作者の特性を全く無視して
一方的理屈で責める。

相手の担当は素人じゃない、
一応シナリオ書くで仕事をしている人だし
普段に映画のシナリオを勉強は好きな人だし。

だったらなぜこうなるだよ....

話を詳しくを聞いたら
やっぱり理論が読みすぎて、そして実作経験は少なく
さらに勉強の中心は映画の理論ばかり
そのまま漫画に流用しまった感じ。

漫画では”描かないの方が正しい”という所は
”映画のように詳しく情報と指示”がやってくる。

そして基本的に”うまく感じれば判断できる”直感的な部分は
理屈を頼りすぎて、外ればかりになってしまった。

割合的に10つアドバイスは
5つくらいはどうでもいい、4つくらいは前提として判断が間違い
本当に使えるのは1つくらい。

こんなのネーム打ち合わせは、
ネームを改悪するしか何もならない。

編集者は元々”描かない人”だから
実作経験は少なくでもたくさん作品を読めば良い。
そしてできれば理論書も読めば損にならないと思った。

だが理論書を読みすぎると
こんなに問題があるとは初めて知った。

ネームを改悪だけは、編集者としてやっていけない事と思う。
作者は描いたままネームの方が良いなら
打ち合わせなんて意味が無いだろ.......


むしろ、相手のネームは2バージョンがある
2通を読んだら
自力で1回目ネームから2回目あのレベルまで
修正できたのは素直に凄いと思った。

やりたい事もハッキリしたし、キャラもより好感が持つ
新キャラ配置のバランスがやや悪い所以外
結構見応えの所がある。

編集抜きであれくらいネームを出来るなら
これからの作品は結構いけるじゃないかなと思った。

あれからより一段に質を上げるのは出来ると思うけど
俺はあくまでも作者なので編集者ではないため
あれ以上のアドバイスは出来ない。

しかし自分が描きたいテーマとキャラをここまで力強く
そして明確に描けるのは、がらりと印象が変わるよね。

あの人は今までの作品は
”自己表現”を恐れているから、パッとしないもん。

かなり自分の思考と気持ちを整理してた努力を
作品からこっちに伝えてきた。

伝いたい事は誰も守ってくれない。
作家自分で大きな声で言い出せないと。

例え編集に伝えなくでも
自分の中にの何かが再確認できるだけでも
十分の価値がある。


あれはネーム作るの基本と思った。

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