2015/08/12

爪切り

風呂の前に爪切りしました。
そして出かけた後は右手の爪が切れ忘れたと気付けた。

......普通ならこういう事はあり得ない。
なんか不穏な感じがする。

余裕がないだからこういう事が。

午後は盤古のコミックスを買うために出版社に行きました。

編集長も居てちょっと雑談した。

......あ、ああ、あああ。

これだ。

普通の会話。
防備も警戒も必要がなくの会話。
これだけでこんなにありがたいとは。

今で思えば
編集長は何を指令を出るときに
いつも丁寧に内容を説明してくれた。

雑談は時々長すぎると思ったが
勉強になった話も多かった。

俺はやった事がない事も
1つから全て俺の目の前にやって見本を見せた。

こんな事は今で思えば、すごく有り難いと思わせた。
納得できない打ち合わせもあったが
それでも延々と説明と主張をハッキリしてくれた。

編集長は基本的に表裏一体のタイプの人なので
この点に関して俺がやりやすいの方と思った。
建前がない訳がないが、少なくでもコンセプトが一致性があった。
あいつが何を考えているだろうなど疑心暗鬼がいらん。

まあ今だからこそ欠点を気にしなくなったかもしれないが
盤古描いてた10年間は概ねに楽しかった。
つらい時も本当に辛かったが、
楽しかった時には本当に心底から楽しかった。


まだあんな風に
漫画を描きたかった。

まだあんな風で
仕事したかった。


せめて
自分の爪切りでさえ心の余裕がない状態が
無くしてほしい。

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