2018/10/11

向こうの条件

この数日にもう1つ連載の話を打ち合わせに行きました。

打ち合わせはたくさん話したはずなんですけど
あれ何だろうこの手応えは....

今回の話は国の研究機関の企画なので
そこの論文が基づき話を作ってくれると嬉しいなと言った

でも話の構成の基本、
『主人公たちはあらゆる屋台料理を作ってあらゆる場所に旅に行く』
という点は、あんまりよくないと言われた。

屋台の店長は基本的に屋台のメニューを変わらない、
という現実の理由で。

あれ、こういうのは漫画の架空できる範囲だから
作家のさじ加減でなんとかするはずだけど
向こうは研究機関なので堅いところが堅い感じ。

6話のシナリオを用意しましたが
打ち合わせの感触では、屋台作りのエピソードも含めて
ほぼ全部使えない感じ。

キャラはいいけど、話作りは一からやり直しになりそう。

全体的に『物語の枠はこっちの需求に合わせれば
細部のネームは一切口を出ない。』の雰囲気。

用するに、
こっちが欲しいもの(論文の内容)が描いてくれれば
あとはどうでもいい、なんとなく思わせた。

なるほど、これはちょっとやりにくいだな。

あらすじしか書いてないのが正解。
向こうの条件を理解していない前に何をやっても早すぎる。

まあ相手の需求に合わせて
作品を作るのが作家の技術の1つだし
これくらい何とかになるはずけど....
前半のシナリオ打ち合わせは苦戦必至になりそうだ。

どうりでそこに連載を描ける作家は割と少ない。
注文は結構うるさいぽい。
繊細の感性と感情で描く作家は縛られる感じるかもしれない。

今日の打ち合わせではあんまり決まったと感じていない
とにかく今月中に資料を読んでシナリオを書き直す。
本当にどうしても駄目なら、この連載は無しにするだろう。

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