2018/10/13

料理の秘密

そういえば、先日に打ち合わせの時に
あるどう見てもアメリカ人だけど中国語は完璧で
絶対台湾育ち、あるいはアメリカのハーフの人と会った。


そして、台湾の屋台料理の話をして
棺材板(シチュー入りトースト)の話題に。

『それ、絶対にアメリカの
ブレッドボウルのクラムチャウダーにベースして
変化して造られた料理だ!
子供の時期によく食べたから間違いない。 』って。

 .....ブレッドボウルのクラムチャウダー...?
.......あれ、そう言われてみれば.....
 パンの中にスープを入る料理はあんまりないし、
戦争終わった頃、台湾とアメリカの関係性から考えれば
充分にありえますよね。

http://www.guan-tsai-ban.com.tw/jp/maindish_a.php

若い許六一氏は、料理にとっても興味をもちました。
台湾が日本による統治から中華民国による
統治に入れ替わったとき、米軍駐在のため、
西洋料理はあちこち南台湾にありました。
許六一氏は洋食料理の勉強をしたので、
「棺材板」を考案しました。


こーゆー資料は見つけました。
ああ、これなら多分間違いない。

洋食料理しか書いていないけど、
おそらくブレッドボウルのクラムチャウダーだ。


.....この事を考えるとなんか驚いたよ。

どこの資料もそれしか程度の精度を記録してなかった、の事。
本当に詳しく知っている人と会えば、
一発で書面の取材の精度を超えるわけですよ?!

でも、今回みたい偶然に台湾に詳しいアメリカ人と出会うなんて
奇跡の確率だぞ?!

これはすごくここからの取材に自信がなくなる。
今までネットで漁る資料はこの程度では足りないと思うし
今日は論文をいくつを読んだけど 、
正直ネタになるかどうか怪しいだし

何冊の飲食文学の本を読んだけど
どれも『一部の情報しか載っていない』。

そう、いくら調べても正確性が足りない。
屋台料理は普通の料理と比べて、
伝承や系統が雑だから全体像を掴みにくい。

これはどうすればいいだろう....難しいな。

0 件のコメント:

コメントを投稿