2015/04/06

幼年期の終り

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%BC%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E3%81%AE%E7%B5%82%E3%82%8A

有名のSF小説らしい。台湾では絶版なので未読だが
あのテーマは興味がある。人間の進化。

あらすじや感想を見た限り
『人間は全体が1つ生命体となり、精神が繋がる存在』
という感じになる。

小説では、肯定的でも否定的でもなさそう。
そして藤子先生は、
こういう『新しい発見や発明が生まれなくなる』事を
否定的に取ると思う。幼年期ではなく老年期だと判断した。
.....俺的な感じがそうした。

そして俺の感想。
基本的にあの小説の進化は、
俺は気持ち的に『否定的』として扱う。

しかしまあ、分からなくもない。
単細胞生物から多細胞生物へ進化は
個体の存在は全体のため、そして全てが上手く繋がる。
細胞の自体は意識がなくでも全体的に上手くいく。

そして人間の進化は動物の進化と違う所が『知力』
あの知力の正体は『感情の複雑化』と思う。
その目的は群体のコミュニケーションのために。

だから、人間これからの進化はコミュ力の強化
という予想も理解できる。
テレパシ系の能力が生まれていくのが理屈的に可能かも。

ですが、それは種の滅絶...
少なくでも地球の滅絶と繋がらないと思う。

多細胞生物がいくら生まれでも
単細胞生物は消えない、基本だから。
いくらレベルアップ しても基本の種類は存在するから。

例えば進化した人間が本当にそんなの存在しても
他の動物が消えるわけがない。
大人になっても、幼年期が消えるわけがない。

まあ小説はあくまでも小説だし。
でも気持ち的にさ、新しい発見や発明が生まれなくなる
という事は結構厳しいと思う。

別に人間の発明発見がすごく素晴らしいと言えない。
でも例えば全体的にランクアップ しても、
『過去種』は存在し続ける可能性が高い。

 欧米の文化いくら進化したでも
インドやアフリカ古い文化があってもいいと思う。

自分の幼年期が終わらせるのが勝手だが
勝手に他人の幼年期を終わらせないぞバガヤロ。


ちょっとだけだが盤古はこのテーマが考えてた。
でも方向性は大体逆。

神明の役割が終わったから
昔ような万能の存在じゃないになっていく。
人間はなんとか自分の力で進めていく。

そう、神から正解を貰えなくなる。
代わりに『多数解』が生まれてくる。

それが進化、まで言わないけど
思考は感情複雑化の副產物だが、
これが人間一番独特な能力と間違いないので
簡単に終わらせるもんか。

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