2014/06/15

冒険と自由

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%86%92%E9%99%BA

https://www.youtube.com/watch?v=aWnMEH-i7NA


取材のためにトム・ソーヤーの冒険と
ハックルベリー・フィンの冒険を読みました。

子供時期はトムを読んだがハックの方がずっと未読。
この機に一気読む。

そして色んな感想が浮かんだ。
トムのテーマは”冒険”なら、ハックのテーマは”自由”という。

そして2作がそれぞれの切り口で
トムは主役の時にハックは脇役
逆にハックが主役の時に、トムは脇役になる所がおもしろい。

そして2冊の雰囲気が大きく違う、
ハックのテーマはアメリカの文化に予備知識が無ければ
トムほど伝えられない。

正直に言えば今の歳ではハックの方が共感できる。
トムはクソガキと思ってしまう。

しかし同時にこの時代の環境では
ハックは居ても、トムが居なくなる感じもする。

この時代は自由があっても、冒険がどんどん珍しくなる訳。


この時代は、トムのような自らイタズラをどんどん考えて
楽しくなるためにルールを破って
悪事を働くために想像力を使うというタイプの子供は
たいぶに減っていました。

ゲームやテレビがあってその上にネットもある
”正確”は溢れて、”ルール”も溢れて、”刺激”も溢れて。

100年前と全然違って、
ルールを守っても楽しく物がたくさんあります。

考えなくでも正確な答えが付けれ来る。間違いは起こらない。
だから大人が作ったルールを破る動機なんて完璧に消えてしまう。

そしてやがて子供は大人から与えられたルールを慣れて
抵抗という物を習う事ができず
ルールが思ったほど味方になってくれずと分かる時に
どうすれば分からなくなる。

先生をやった事があるだから分かる。
実は子供はそんなに変わっていない。
トムような子供がたくさんある。しかし環境が変わった。


それでも。やっぱりこういうクソガキが居てほしい。
少なくでも架空の作品に。俺がそんなに好きじゃなくでも。

しかし、トムだったら
この時代はどうやって”冒険”を作り出せるだろう。

............いや、多分大丈夫だろう。
あのやつは何も無い所からでもトラブル量産できるの天才だし。

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