2014/07/10

子供の頃の感覚

シナリオを考える時はある事がなんかモヤモヤする。

この作品を描くためにモチベーションに関して
何かが足りないというか、何かが違うというか。

子供の頃の感覚は、どんな風だったっけ....
いや記憶や感覚が覚えているけど
そのまま描くのは、なんか違う。

”よつばと”ような、子供はカワイイな
赤子の心は白紙のような単純、ああいう物ではない。

トムとハックような、子供の冒険や自由は素晴らしい
という賛美したい訳でもなさそう。

とにかく”子供時期は最高”という話はなさそう。

先生をやった事があるから
子供は悪魔のような感じも分かる。
そして子供の気持ちにとって面倒の時すごく面倒。
子供時期が満遍なく輝けていた、その意味でもなさそう。

なんというか、絵本は子供を描いてる訳ではなく
大人が子供を見せたい物である。

..............ええ、そこがなんか変。
今の児童漫画や少年漫画は、
描いてる子供は本物の子供ではない、ああいう気がする。

もそもそ子供って何だ、大人とどこが違うのか。

色々考えてた。

子供の考えなんて大人の縮影、大体の物が同じ
という主張が言った知り合いが居たが、やっぱり納得できない。

だって、違うなんだ。
なんというか、子供の時は何も目一杯に走れてた。
体は軽い。疲れなんてあんまり感じない。
大人になると、それは出来ない。

生物学の意味では、幼生と成体の差を考える。

”生きる”事が最優先だが
次に成体の二番目的は”生殖”。幼生では”成長”なんだから。

だから感覚は違うんだよ。
子供は手も足も伸ばせるように生きるようになる。
大人は子供を残せるように自分の優勢を積み上げるように生きる。

身体的にだけではなく、心もこういう感じにできていると思う。

良い意味でも悪い意味でも、
この感じを有りのままを描きたい。

だから、身体は成熟したが心が未熟の個体は
子供を残せない、自分の事しか関心を示せない。

特に淘汰圧を感じない個体はああいう風になりやすい。
だから逆に家庭が貧乏の子供は大抵に早熟する。

環境は人が作る。
環境圧が軽すぎると子供の心は大人になれないだろう。

子供時期は目一杯に遊んでいた。充分に時間が与えられた。
だから今が無事に大人になっていた。

子供時期は、永遠に続くと思わない。
大人も良いよと本気で考えている。

でも子供と大人をどんな風で描こうかな
この作品はもうすこし考えたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿