2021/03/24

情報処理

https://jump-manga-school.hatenablog.com/entry/06

 そこそこ真面目に漫画のネーム話題。




『兼ねる技術』これは結構難しい。
昔にネームの説明のときに、これは最大な難関の1つと言った。

理由はとてもシンプル。兼ねるは
『1コマに2つ以上の情報を纏めなければならない』だから。

これは『情報処理能力』です。

複数情報処理は普通に脳みそを使う。
素人はよく『1コマは1つ情報しか入ってない』だから
ネームの構成はかなりよわい。でも難しい。


この漫画のネームは『兼ねる』技術はない
さらに、同じ情報は『繰り返す』描いてる。

主人公はこの回だけで2回『やっぱり敵わない』を言った
しかも完全に無意味なネガモノローグ。
頭脳タイプのキャラなのに、メンタルが一番弱くて
何かがあったらすぐ動揺してネガティブな発言がする。

情報処理能力のところが、
キャラの役割の基本意味ですら上手く描いてない。

こういう意味では、日本の漫画らしくない。
このレベルの問題は大抵新人段階で鍛えられて消えるはずだ。
しかもこれは原作作画分業、普通はこんな低レベルはずがない。

だから妙だなと思いました。今のジャンプは。

2 件のコメント:

  1. 過不足なく情報がスマートに伝えられればいいんですけどね…
    こればっかりは技術が必要だなぁって思います…

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  2. そこそこ難しいですね、これ

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