2011/08/10

中華モノとケモノ

編集長とちょっとケモノの話をした。少し事を思い付けた。

”あなたやっている事は、中華モノとケモノと組み合わせた”。
それが今まであんまりないと言われた。

..........そういえば、ケモノを描けるジャンルは主に3つ。

1つ目はメルヘン。いわゆる動物童話モノ。
一番メジャーで誰も読んだ事があるジャンル。

2つ目はファンタジー、ドラクエの系譜で派生した支流。
ここにはケモノが大体モンスター、亜人の前提で描いてる。

3つ目はポケモン系統のモノ。
ケモノは基本的に使い魔の存在。人間が存在しなければならない
そして人間が優位に立つべきジャンル。

和風ケモノ、モンスター特攝やケモノで学園モノ無いわけじゃないけど
商業誌の漫画が結構少ない。

そして中華モノはさらに貧乏、まるで無いと言っても良い。

中華モノでは、竜や虎など動物神があるけど
殆ど作品は”青龍白虎朱雀玄武”の4つを描けばネタ尽くし。

或いは、西遊記がペースで描く。選択肢はこの2つしかない。
しかもこの前提でもケモノメインの作品がほぼ無い......


最近はカンフーパンダような作品があったが、
ある意味それはアメリカだからこそ、あの発想があると思う。

日本は妖怪や八百神があるため、その点についで自由度が高いが
中国の妖怪は少ない、神話系統だって未だに古くて固い
今風独自の解釈が下手。素材は少なかった。


だから機甲盤古で自分何とかしてた。

盤古にやったポイントは、公務員のシステムは転用して
強引に動物神の種類を増やせる事。

漢字の部首は元々200個もあるから
この設定で考えれば数は当然に多い。

四聖獣に限らずに幅広くあらゆる動物に神をやらせた。

本来、中国神話の系統は動物神の格が低い。
犬なんて犬神は存在せず、人間神の乗り物でしかないクラス。
牛頭馬頭だって神に扱いされていない。

動物神だって全部人間を化ける。
それはそれでちょっと人間の都合に合わせ過ぎると思った。

とにかく全部格上げしてやる。........まあ結果楽しい。


最初はそれほど深い考えた訳がない。
でも、どんなジャンルでもこんな感じで広げるじゃないかなと思った。

昔からケモノは児童誌で止まりの事をちょっと不満。
なんか読者は中学生になったら動物に興味がなくなるみたい。

ロボットも最初が子供向けのジャンルなのに
たくさん人の努力で大人も観るようになったじゃないか。

そんな感じで、ケモノも立派なジャンルになって欲しいなぁ。

好きだけどゼロから作るのは辛い........そんな気持ちは分かるが
商業誌でしっかり描くのは、やっぱり違う力になる。
どんなのジャンルもこういう感じで立てたし。

探偵漫画だって金田一で始めた。まだそんなに遠い事じゃない。
医学漫画はブラックジャック、ゴルフ漫画はプロゴルファー猿でスタート。

全てジャンルはこんな風で1作目から決める訳じゃないけど
そんな風で模索してジャンルを確立するのは楽しいと思う。

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