2014/09/28

役に立たない感じ

今日は運動会。
そして最近は一つを感じた。

一緒に行くメンバーにもう一人プロが居た。
ここに来るまでに、あの人と面識は無い。赤の他人レベル。
ただ一つの印象は、あの人の絵が上手いけどネームは変に下手。

でもここに来ると驚き連続。
あの人は料理上手、自炊できるのでメンバーの弁当を作る担当。
そしてスポーツも上手くて、さらに漫画の教え方が概念はハッキリしていた。

あとパソコン相関技能は異常に優れて、
俺はまるで素人状態で色んな所に彼を頼るしか無い。

漫画描くだけなら負ける気がしないが、
漫画を教えるならあっちの方が上手い。

運動会では紙飛行機を作るも意外に腕もあって
軽く優勝を取りました。

あと運動会終わりに
同僚の女の子は”熱かった”と言って
彼はフッと手に余った飲み物を渡した。

そこが結構驚いた。
俺なら”のど乾いた、何が飲み物がないかな”まで聞かないと
こういう反応はしなかった。

しかもあそこは日本語だぞ。あの反応のスピードはなんだよ。
自然すぎて優しさが溢れる感じ。

漫画描くだけなら分からないけど、
人間のコミュニケーション力は遥かに彼が上。

なんだろうこの感じ。
俺は話を考えとかネタ拾うとかネームの話とか自信があるけど
ここに来てネームやストーリー相関の事はほぼ一切触らないため
長所は全く使い道がない。

次二番目の長所の日本語もここでは全然大したもんじゃない。
日本語もそれほど聞き取れないし、
ずっと漫画連載一本を続けて思いやりや人間力も足りなさそう。

なので自分の役に立たない感が異常。

この気持ちは、兵役以来かなと思わせた。

本来ならこの時点で相手の会話は半分くらい聞き取れるの上に
文章も一応かけるので
台湾ではこのレベルの日本語は褒められてもいいくらいと思ったが
実際に日本にくると、社会的な意味ならこのレベルは明らかに足りない。
レベルあと3つ4つくらいあがらないと。

自分は観察が上手いと思ったが
ここに生活した感想は、”観察”は決してそんな単純な事ではなさそう。

俺は出来るのが
あくまでも”漫画の題材を拾うための観察”らしい。
それは、普段生活のためにコミュニケーション(いわゆる空気を読め)
の観察と違う。

いったん、漫画の事を描かないになると
俺は割と人並みの意識が無いと思った。

破滅的な下手まで行かなくでも
社会人として技能は足りないと思った。

そして本当にすごく勉強になった
昔に相手するつもりなかった人は、自分よりこんなに多く所を勝っていた。
人間は決して、あんまり簡単に
自分が相手より優れると思い込まない方がいいでしょう。

そして本当に台湾から出てくるのがよかったと思った。
ここなら逃げ場は完全になくなるし
プレッシャーはあるけどこの程度なら必要と思うし
普段にすごく頼れる長所も霞むくらいになるし
自分の欠点はこんな風で洗い出すと思えなかった。

俺は日本に来た最大の目的の一つは
”仕事できる人から、良い仕事の方法を学べて一緒に仕事したい”
と言ってもいいくらいので、この意味ならマジで当たりかも。

……その分、自分の無能に凹むけど。

今まで会えたたくさん人間に仕事出来なさすぎる人はあんまり多すぎて
自分はマシの方と思い込めた。

でも世界は広かった。
或は、”自分の世界”こんな風も広げていくなんだ、と言うべきかな。

こう考えると、このメンバーの選択は絶妙と思った。
自分は色々駄目と思ったが、能力的なバランスから考えれば
やっぱりこのメンバー選択にこの”組み合わせ”が結構良いと思った。

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