2011/02/04

西尾維新を読む

薦められて”猫物語”を読めている。

実は小説がそんなに読めていない上に
俺のレベルじゃ日本語を読むのはちょっと無理があるが
でも興味があるので。

.......
............何これ。

この人は、すごく不思議と思う。

言葉遊びだけでも結構驚くのに、
最初の100ページくらいは兄妹対話で終わる。

内容は、ありそうで無いような。
正確に言えば、この100ページでは、ストーリーは殆ど進めない。
心理描写がメインでもなく、ただ対話や雑学と言葉遊びを書いた。

この手法は一体どういう意味だろう?

俺にとって、これはまるで”万華鏡”を見てるような気分。

普通の小説なら”ストーリー”、つまり幾つ素材を出し続けて書くだけど
この人は、”1つ素材で無限な視点で見る”という感じで書いてる。

言葉遊びも含めて、全てが応用の手法と思う。


普通の小説はキャラクターを通じてA視点、B視点
そしてC視点で書かれてたが

西尾の場合、
A-1
A-2
A-3
A-4
......
A-10まで続かれた。

だから似てるけど違う視点が存在して
より立体的に.......いや違う、より”色んな視点”でモノを考える。

100ページは同じ事しか言えていないように見えるけど
同じ事でも、色んな考え方を見せた。
これは頭が良くないと使えないテクニックですよ。

ジャンプの連載を読むときに
何となく”この人の思考、回路がバリエーション多いな”と思ったが
小説を読むと、まだビックリしました。

道理でこんな速筆にできるのか。
才能もあるけど、色んな条件揃っているからこんな作品を書けるのね。

まあ、とりあえず全て読み終わると感想を続こう。

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