2011/06/12

1話構成の基本

知り合いは
”連載は難しいよ、一体どうすれば
どんな要点を抑えれば面白くなるだろう?”
と聞いた。

考えた結果、一番シンプルの図式は多分これ。

簡単で言えば、構成面は3つポイントを抑えるべき。

まず導入。
つまり、扉まで数ページ(扉1ページの場合、2ページ以降の数ページ)
の流れをきっちり掴む、読者に”入り易い”ように
”広告を流れ、店の扉を開けて、読者にいらっしゃいを言う事”。

”好奇心”を誘う、という割役の存在。


2つ目は、”クライマックス”の決めシーンを大きく描く事。

今回の目玉がこれ!これが伝えたかった!
というポイントをしっかり決めて、
一番良い構図を絞って、一番強烈な表情を描く。
印象残るようにインパクトを最大限を上げる。

”満足”を与える事。

質実に内容に関してこれが”作家の本質と真価”に問われる部分なので、
力が一番入れるべきはこのポイントと思います。


3つ目は”引き”。週刊連載は特に重要。

重要のは”期待”。

読者に”次回へ期待”を作る。次回も読みたかった雰囲気を造る。

でも、その次回は”実はそれがその場凌ぎだ。”
つまり引きは考えていないの嘘、という事は厳禁。

ポイントは、”期待を応える”ような引きを造る事。

”引き上手い人はそれだけ漫画で喰える”ほど言い方はあるから
これはしっかり考える価値があると思う。


一番シンプルで言えば、この3つポイントしっかり抑えれば
回単位から見ればそんなの連載は面白いはずだ。構成的にね。


俺は、導入の部分は弱いらしい。
だから序盤がやや不利の傾向がある。

どちらで言えば、引きは得意みたい。
ストーリーの決めシーンはずっと前に考えないといけないが、
引きは逆にその場で簡単に決める、あんまり引きで迷う場合が無い。

何故そうになったのか、恐らくアマチュア時代
描いてたネーム連載のおかげだ。

その連載は基本的に1回が12ページ。

つまり同じ長さの普通連載と比べて、引きの数は自然により多く。
コミック1巻分の話では15回の引きを決めないといけない。
この意味だけなら、普通の週刊連載より経験がもらえる。

今で見れば、引きのバリエーションは多い。
数のだけに訓練された引き、今の連載に役に立った。

その時はバカ本気でその連載を10年も描いたのは正解だ。
今で思えばキャラクターやテーマだけではなく、
テコ入れと引きの練習までになれた。

誰が想像出来るだろう。
そうになっても、本当に簡単に出来ないだろうね。

よくやったぞ、学生時代の俺よ。

0 件のコメント:

コメントを投稿