2014/08/12

沈黙の漫画

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漫画の絵とセリフの話。

漫画はセリフが無しでも成立できる。
遊ぶが好きの人なら一度にやりたいスタイル。

しかし、その本質は割りと俺たち考えたものと違う。

言葉は思ったより重要なもん。

絵だけしかない漫画とセリフがある漫画の差は
情報の多さではなく
情報の種類と質が根本的に違う。

セリフ無し漫画は、
ある程度感情と動き、風景、雰囲気は伝えるけど
”目に見えない、複合的、抽象的な意味”は伝えない。

”彼は一流の高校から卒業した”
という簡単な意味でも、サイレント漫画では伝え難い。

ワンカットでは
どんなに頑張っても”頭良い”や”成績いい”くらいしか伝えない。

もちろんコマ数を増やせればできるかもしれないが
テンポは下がったり、余計な情報が入れてくるのは避けない。

こういう”説明”の意味では
サイレント漫画で描くのが不向き。

だから、絵で伝える情報と文字で伝える情報は
上手く使い分けために両方のセンスが要る。

言葉は人間にとって非常に重要。
CDドラマやは未だにそれなりあったのに、
無声映画はほぼ消えてしまった訳なんだ。

サイレント漫画は商業的な意味がかなり弱いけど
会話がメインの小説は未だに大活躍の理由も言える。


人間関係は、言葉という要素が抜けるとかなり幅狭くなるんだ。

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