2014/08/06

キャラ最優先

ネームの序盤を描き直す。

後半のバトルはページかかりそうで悩んだが
この手の漫画はキャラを立てないと
後半のバトルは意味がない。

なので、考えた物を全部にキャラに付け込んだ。
これが最優先しないと。

どちらで言えばバトルが駆け足の方がマシ。


そして序盤は良い感じになった。

主人公のキャラは楽しい。
くそガキの雰囲気はこんな感じなのかぁ。

不真面目で厄介者。 駄目な本気。
でも冗談と本音は織り交ぜる所が不思議な感じ。
一理があるけど六理も七理も足りない。
しかしそれでいいんだ。子供だから。

正しくないでもいいんだ。

正直、俺もよく分からない。
昔からそんなの性格をよく分からない。

こう見ても今が大人だし。
子供の気持ちは大体忘れていた。

しかし今の主人公を描くと何かが思い出せた。

ええ、子供なんて面倒くさい。

楽しいかもしれない、面倒くさい。

そこが子供キャラの面白さ、かもしれない。


ネームを読み返すると
所々キャラ感情的理由は弱いと思った。


基本的にメインキャラ全員は短気で馬鹿のタイプなので
良い理由が見つけると説明が短く、ページはかからないが
逆に理由の用意が難しい。

大人にとって合理的理由は逆にダメ。
本当に”動物として本能的な動機”を取るのもダメ。

子供の動機は大人から見れば”不条理”ようなもん。
子供特有の理屈は、ロジックがありながら物凄くアラが多いので
自由で広くて浅い。経験に縛れる所も少ない。予測の難度が高い。
大人にとって、逆にカオスなんだ。

だからこそ、動物より面倒なところがある。

ある意味、充分に1つ1つ
子供らしく馬鹿な行動原理を見つけるのが簡単じゃない。

この話は、大人の視点もあるけど基本的に次の二。
子供の視線でどう話を運ぶのが肝。

全く同じストーリーでもキャラの描き方によると
読後感は全然違う。
そこがネーム一番時間かかる所。先まだ長い。

キャラやっぱり命だ。

子供を描くより、”捕る”ような気持ちだ。

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