2020/09/28

情報が大好きな人

 葦原先生の読み切り「ROOM303」を読んで、ゾッとした。

WTに『情報の出し方』すごく上手いのが分かるが、
デビュー作では
『まだそこまで上手くないけど「情報」に異常に興味がある』
の所を見ると
『情報を整理、隠し方や提示の方法』の事に執念を感じる。
最初から並の人間よりレベル20上だこれ....

というわけでちょっとメモ。

まず最初の1ページ目から
『登場キャラより先に出たのがサブキャラの情報』
これだけで、ある程度『情報の出し方』に異常を感じる。

31ページしかないから全て駆け足。
主人公は最低限にアップを与えましたが
とにかく全ページに情報を詰めている。

キャラは二の次。
正直これはけっこう読みにくいけど、作家の拘りで
物語の情報は何より優先の姿勢を感じる。

この部屋にいる人間の求救の「情報」は全て改竄される

ルール1
この部屋に居たら『思考は全員にただ漏れ』
これがこの作品の最異常トリック。

はっきり言って、このルールは無くても物語は進行できる
でもページ数は結構かかる。

『普通なら相手に疑問質問をかける場合から
やっと情報交換できるけど
この作品の場合は「すべて情報は強制に全員に共有」』


これが45ページの物語を31ページに強引にまとめられる
驚異的なアイデア。

ルール2
『この部屋にあった情報は全て持ち帰られない』


....物語のメイントリックでさえ『情報』のコントロール。
アイデアも秀逸だが、情報に対する執念本当にすごいと思った。

全員はこう願いました:
①『この中に死体がない』
②『死体あっても、クラスメートじゃない』
でも、そこにあった死体はクラスメートだった。


これも非常に『情報を客観的な理性に読者に伝いたい』
伝いたいことは2つしかないのに
わざわざ番号まで付ける所に作者の几帳面な性格を感じる。

本当に『情報をあらゆる方法で描くこと』が大好きな作者だ。

改めていろいろを考えましたわ。

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