2021/04/09

漫画における感情の話(3) 感情の色とクレヨン

 高橋の感情の話題で色々を考えさせました。
1つは、感情は『クレヨン』みたい感じで。

色(感情)は無限のバリエーションがある。
でも、俺たちはもっているの種類は限られてる。
36色のクレヨン、みたい。

みんなはそれぞれ多い感情種類がある。

怒り(赤)表現バリエーションが多い人がいれば
悲しみ(青)表現バリエーションが多い人もいる。

ピンクを欠ける人がいれば、グレーをもっていない人も居る。

でも、感情の量は限られても表現の仕方は後天的に補う。

つまり『青色と黒色しかもっていないのに火事を表現しよう』みたい
一見は無理だけど、実はできる。

そう、感情「持っていること」と「使い道」は違う要素です。

12色クレヨンしか持ってない神絵師でも神絵を描ける。


そして続きの話題。
感情を描くのは、どういうこと?

怒りを描くを言われたら、怒り顔を描いて終わり。
大体の人はこう思うでしょうね。

それも間違いないけど、具体と抽象の思考のことを思い出して。

作品を描く時に明確な『具体性』が必要。
つまり、

『シチュエーション』です。

怒りの単語だけではなく
「正義の味方が邪悪な悪役に怒りをぶつける」
こういう明確な定義があれば、より描きやすくなる。

実際に漫画を描くときに
自分はどんなの感情でどんなのシチュエーションで描く
確認の作業は必要です。

同じ怒りでも
「家族が殺された」と「会社が乗っ取られた」の感じが違います。
そこが細かく描き分けるとより繊細な感情を表現できる。

これをできれば、漫画はちょっと上手くなるだろう。

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