2011/03/09

素直と真摯

編集長と打ち合わせ。
盤古のキャラは相変わらず苦戦する。

少年漫画の主人公は、後半になると
影薄くなると目立つまま2パターンが存在している。

盤古はどう見ても影薄くなったの方でいつも困ります。
89章から盤古の出番は来たのに凄く悩む。
どう考えても、答えは出ないまま。

少年漫画の主人公は数パターンが存在している。
(あくまでも主観の意見

まずは”ヒーロー”。
あんまり考えず、価値観の矛盾を考えなくでも良い
ただ苦しむ人たちに最善のタイミングで悪役をブッ飛ばせばいい。

カタルシスが一番高いの主人公タイプだ。
クライマックスは必ず持っていくため、こういうキャラは目立ちやすい。
悟空やルフィはこういうタイプ。
一番メジャーで王道だが、一番作り難いと思う。


次は”賢者”。
知恵を持つ、悩む問題は必ず”正解”を出してくれる人。
コナン、MAGIのアラジンや桂馬はこのタイプ。

ヒーローと比べて、最後は完璧に問題を解決出来る事は同じけど
謎や迷いが溢れる終盤まで”答え”を言い出したらクライマックスが台無し
こういうキャラは”完璧”を見せるべきため、
話作りは比べて難しい。インパクトもやや弱い。
このためヒーローほど存在感は持っていない。


3番目は”優しい人”。
ダンドーみたい、とりあえず”優しさ”を前面に押して
我侭はしない、賢さも人並みためこういう主人公は比べて目立たない。
読者にとって感情移入しやすいタイプが、
なかなかカタルシスは与えないキャラだった。


4番は”トラブルメーガ-”。(かな......
ラムやアラレちゃんみたい、とりあえず”粋を外す”の事をやる。
こういうのはギャグが多いかなと思って......


5番は”悪いやつ”。
うしおととらの”とら”やネウロかな。
”邪悪な感情”で結果的にプラス働く、
色んな意味で道徳の粋をぶつ壊すから別の意味で爽快感がある。


他も色々タイプがあると思うけど今回のテーマは
漫画論じゃないからこの辺で。

結論から言えば、盤古の問題は
ダブル主人公制なのに、二人とも”優しい”タイプなのだ。
だから影薄いんだ。

魯泉は本当に”並の人間”だから
ある意味それで正しいからまだ少しマシが、盤古はマジで困る。

序盤の盤古は一応”解答者”の割役があるから賢者の気質があるけど
科挙篇以降、自身の問題で迷いばかりので
戦いが嫌い性格で自ら敵を倒せない、
さらにこの漫画に”倒してスッキリになる”悪役は一人もないため
闘えば闘えるほど、盤古は逆に追い込められる。

ストーリ-のバランスとして見れば盤古は損役だ。

それだけならまだいいけど、あと1つ大きく問題がある。
作者の問題、と思います。

個人的に見解だが、王道の少年漫画は
”素直と真摯”この二つ感情で描くべきと思う。

自分の性格上の問題は真面目すぎる、と
責任、義務など道徳の要素に縛れる所が多いと思う。
よく”これは良い事だから”相手に押付けてた。

時々盤古もこの感じがあるけど、編集長はネーム階段で
直してくれたからそこは何とかになった。

しかし良い子すぎるのイメージは盤古に変われないため
どうしても影薄いんだ。

つまりさ、盤古は本能に”素直”にならないんだ。
今まで”良い人”の要素を出来るだけ盤古に集めていたから
人間味はなさ過ぎる。

本能や我侭は全て霍安に集めていたから......(汗


この意味、盤古は”良い感情”だけではなく
素直に我がまま、イダスラや怒るくらい、やって欲しいなんだ。

本当に、我慢しすぎると思うんだ。
俺ならともかく、盤古はもっと自由に生きて欲しい。

読者人気とか良い主人公など悩みもあるけど
それは狙って出来るもんじゃないだし。

しかし、盤古の”我がまま”はどんな風になるだろう。
霍安と同じ感じではなくと思うだが.....

縛るを外すしてほしい。でも何の縛るだろう?

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