2012/09/22

エンデの遺言

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%87%E3%81%AE%E9%81%BA%E8%A8%80%E2%80%95%E3%80%8C%E6%A0%B9%E6%BA%90%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E5%95%8F%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%8D-%E6%B2%B3%E9%82%91-%E5%8E%9A%E5%BE%B3/dp/4140804963


なるほど、今までずっと持っている疑問は答えが出た。
 経済はどうして成長しなければならない?
現状維持じゃ駄目なの?

利子は正しいという前提で考えたから
その数%の価値(成長)は社会に要求される。

しかしよく考えたら、価値は”増えるもの”じゃない。
本来、減るものなのだ。

大根は食べなければ腐っていく、
つまり価値が減っていくのは自然なのだ。

金ように置くだけで増えるなんて、あり得ない。
そのあたりは銀行の仕組み。

だから所々は”皆は銀行のシステムに騙された!”という話があった。

しかも合法的詐欺。法律は認めているし、
利子の概念も完全に常識になっている。

その上に社会も成長に強いられる。
ある意味、このシステムは利益が増えていくから
誰も信じたい。

そう、”価値が増えていく”という神話を。

この辺りの話は、非常に面白い。
是非いつか金の話の連載を描いてみたい。

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