2014/12/09

仕事の自覚

マンガで食えない人の壁、感想。

ちょっと長くなるかもしれないが
ものすごく簡単で言えば、
”マンガを仕事としてやるの自覚があるかどうか”。

多く人は職人気質だから凝っているとか言っているけど
仕事になってから職人を言えるんだよ。

仕事になれないものはいくら凝っても職人と言えねぇよ。

マンガ志望者よくある間違いは
夢を追いかけると思い込む、だから宝探しのつもりでマンガを描く。
でも違います。
夢を追いかけるために仕事はしないといけない。

漫画家は、夢ではなく仕事なんですから。


それは一部の知り合いと話す時も非常に痛感。
例えばネームは2週間で完成させようと話すると
”仕事だからそれくらいやらないと。”

プロじゃないの方は高確率でこう答える
”でも辛いな。そんな辛い目を遭うまで漫画描く自信がない”

いや、仕事では商品を提出すると同じだよ。
上司にそんな事を言うのが通じると思うのか。

あるいは連絡を取るときも似てる
基本的に連絡を取りづらい人はいる。

メールとか返事するのが大人の世界では常識なのに
平気に放置する人は割りと多い。
何があったら言ってくれ、問題を解決してあげるまで言ったのに
その”自ら言い出せる”すらしない、
ただ”人から『助けてきたぞ』声をかけるを待つ”。

こういう”嫌なことは伝えたくないから放置”
性質がすごく悪い、仕事に関してこれは非常に迷惑になる。

質問があるけど、質問しないのは基本的に学生です。
仕事できる社会人は質問があると聞きます。
それは、”質問する事が得する”という概念は分かっているから。
学生は大抵先生が教えてくるを待つスタンス。


そんな考え方なら当然仕事にならない。

大体それマンガを描くかどうか以前の問題だろう。


あ、そしてこの本はよく
”昔の作家は10代でデビューが多いのに、
今の若い人は苦労しないのにデビューしたい”

とか、若い人はメンタルが弱いとか言っているけど
そこはどうだろうと思った。

そんなに間違いと思えないけど
それは単純に今の時代は環境がやさしいと思うだけ。

物質や心が満足できる環境できるだから
”飢え”は無い。

いい意味悪い意味はそうなんだ。

今、デビュー率1%の事だって
昔に作家の方が高いと限らないし
仮にそうでも、漫画家を目指す人が少なかっただけ
かもしれない。

まあそこはちょっと面白い。
何も持っているのが必ずプラスになれると限らない。

何も持っている反面は何を持っていない、だからね。

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