2011/12/28

アタリ

いよいよ最後の数枚。
まず下書きのアタリを描く。これくらいなら10~15分使う。
デッサンはちょっと苦手なのでこの階段は簡単と思えない。

で、カニとエビだけはアタリを描くと完成と同じくらいシンプルデザイン
だからついでに先に描いた。

本当に描き易いキャラだけど、なんか俺のマンガでは
こういうキャラの出番はいつも少ないの方。

創字盤は多人数でバトルロワイアル形式の試合
今回は特別にこういう試合の色が出てくる。

”色んな価値観を一度に見せる”の特性は試合の見応えが増える。

迷いだから逃げる、怒りで攻める、計算で情勢をコントロール
冷静で距離を取って観察した、色々タイプが同時に描ける。

例え仲間陣でも、全て分かっていた盤古と
何となく意味を読み取る守芬、責める黄雷と怖がる魯泉
戦略の理解程度も気持ちも、人によって様々ので本当に鮮やか。

......だから1回目のネームは雑の理由もようやく分かった。
今回のネームはこれほど繊細なんだ。

俺だけじゃそういうイメージを描き切れない
編集長はそれを分かりやすく整理してくれたからこそ描けるんだ。

たった1回に、これだけ人の行動準則と気持ちを描けるのは
少年漫画では結構珍しい思う。

構成として勉強になります。ルールは複雑でも簡単で見せる工夫
話はシンプルで駆け引きが力強く、キャラは多彩
多い物を描ける、様々利点が今まで分からなかった。

大勢なキャラを一気描くの方法として本当に良い感じ。
1対1と違う楽しさがある。
まだ1つバリエーションを描けるようになった感じ。

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