2012/02/08

ネームの疑問

今回のネームでかなりビックリしました。

じっくり考えたい、”面白いネーム”はどういう事。

107章のネームはある程度に
”描きたい”と”面白い”事を混ざってた。

まあ自分は面白いと思うから描きたいだが
読者にとって過剰の説明は面白くない。
だから内容はある程度に減らせないといけない。

この事はかなり重要と思う。
俺ようにタイプは、全て情報を丁寧に描き切る傾向がある。
計算タイプの作家の弱点は多分ここ。

別の例ですれば、ワンピースもこういう感じと思う。
さらにもう大ヒットだから、担当はアドバイスを言いたいでも
作者もう聞きたくないだろう。

だから情報は増える一方、どんどん読み辛くなった。
捨てたくない気持ちは分かるが、引き算は使えないといけない所だ。

どんな多いアイデアでも、どんなに面白さが持っていても
ちゃんと選択して使わないと仇になる。
例え自分の作品は大ヒットでも、思うまま全て描けると思うと大間違い。


106章の場合は、創字盤は駆け足で終わらせた事も考えさせた。

めだかボックスの赤黒七並べ篇は、
結局はルール説明回も含めて僅か3回終了。

創字盤はきちんと序盤から終盤まで試合の流れを描くと対して
赤黒七並べは殆どハッタリで終わる、
ゲーム駆け引きは最低限しか描いてない。

しかも、わざと見開きのサービスシーンを入れて
まるで”このゲームは多分アンケート取れないからサービスで補う”
ような感じで描いたエピソード。

.........それはごまかすも言えるかもしれないけど
俺から見れば、西尾先生はまるで初めからこのゲームは
受けが悪いと予想して
内容は大幅にカットする前提でこの試合を描くみたい。

それを対して、創字盤のルールは複雑、演出も地味
この事は創字盤1回目の時に既に分かっているのに
予想の4回に描き切れず、6回になった。

結局、創字盤は何となくこれ以上に続くとヤバイと思って、
最後は駆け足テンポで終わらせるしかない。

この辺りは感性の差だと思う。
昔、ある先輩の言葉を思い出した。

”面白いならしっかり描けてもいいが
つまらないだが必要のエピソードは出来るだけ短くで終わらせろ
出来るだけ早く”次の面白さ”に繋げよう。”


ここまで来ると、盤古は面白さを出し方はある程度に変わる。

一番の違うは”新しいさは減る”、”古さは増える”事。
例えば、牛頭馬頭戦はこの連載では既に4回目。
だから新鮮さは無くなる。

しかし連載とシナリオの性質上これは仕方ない。
他の作品と違って
この作品の敵キャラは数が少ないから使い捨てはできない。

つまり前と同じやり方じゃ面白さは減っていく事。
答えは永遠に同じにいられない。

昔ならつまらない事だけ描かなければいい。
しかし今なら”昔と同じパターン”も出来るだけ避けないといけない。
続ける条件はじわじわ厳しくなる事。

例え作品は大ヒットでも、この事は変わらないと思う。


.......これで考えれば、
科挙篇たしかにまだある程度に続けるかもしれないが
妖怪要素の追加と試験要素の退後は多くてもあと10回で来る。

変わる時はまだ来る。

変わり続ける。これも必要の一つ。
とりあえず心構えはこんな感じで行こう。

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