2014/01/20

最後の一芸


今回で裘青最後の見せ場。

.....見せ場と言っても、
エピソード重要度の意味では今回ではかなり下位なので
この程度。

今回はこういう話ばかり。
本気で描ければ週刊1回分、盛り上がるに充分に資質があるのに
今回は 5つエピソードがあるために、
それぞれ”あくまでも話の一部”として描かないといけない。

裘青のエピソードもそうなんだ。
普通に良い感動的な話になれるはずだが
本当に読者を泣かせるように描くとバランスをぶち壊す
だから軽くほろり....という匙加減で描かないといけない。

裘青の最後の一芸は馬賢に使うではなく、
”馬賢のために魯泉に”使ってしまった。

あくまでも弄臣だから
できる事は人の機嫌を取るしかない。

道化役は客の前に泣く資格が無い。
脇役は脇役らしく、インパクト演出を敢えて避けてしまう。

裘青は他の3人と比べて運が悪くて
感情移入のエピソードは描く機会がなかった。
だから最後の最後でも、ふわっと小さい話にしか出ない。

そこに居るのは、何も言えないの寂しさなんだ。

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