2014/01/04

シンプルに



.....ちょっと漫画の話を思い出した。

日本の児童漫画誌は何冊を買ったけど
いつもなんか変、と思った。

ここで手塚と赤松の作品を並んでみた。
感想を一言で言えば”今の漫画はなんか読みづらい”。

作画も構成も繊細になったの分、
読み手にとってハードルが高い感じがする。

10年以上も読んだ読者にとって大した問題じゃないけど
俺は小学生の頃は、高橋留美子の漫画ですら
うまく読み切れないほど感じがするんだ。

つまり漫画を読む1年目の初心者でも楽しく読める作品
今の時代は意識されていないと思う。

漫画は文化として成熟した日本ならともかく
台湾の高校生以下の読者にとって、
ハッキリ言って赤松の作品は読めないと思った。

コマに番号を付けないと読めない読者は結構居るのに。
だったらキャラはコマに居ないのにセリフが居る
こういう洗鍊された(つまりハードル高い)手法は
誰も簡単に読めると思えない。

時々居るんだよ。
”このセリフは誰言った?”という質問。

こんなに基本の問題は正確に読み切れない読者は
漫画を読むのは決して誰もできるほど簡単な事じゃない。
漫画は既にそれほど複雑な事になってしまった。

だから、シンプルに戻る必要と思う。

児童のために描かれた漫画、この時代は少ない。
しかしよく考えたら手塚が居る1960年の頃は
一番レベル良い作家は、大抵に児童漫画を描いてるんだぞ。

比べて今の児童漫画の質を考えれば
ある意味、この時代の児童漫画の読者は可哀想。
ほとんど商品宣伝のために作られた漫画しか読ませない。
ドラえもんような作品はこの時代は誰も描かせない。

少年漫画も一定の割合で難しくなった作品がある。
大人のために描かれた少年漫画が多くほど
子供は分かり易いの漫画を読む機会が少なくなった。

iPadはデジタルの本を読む?
えーと、大人ならまだ分からないが
子供にとってゲームも遊べる選択があったら
わざわざそれで本を読むと思えないんだよ。

テレビは目の前にあるのに
本を読むを選ぶ子供なんてそうそう無いと同じ。


ここにもう少し考え直す価値があると思う。
作品をシンプルに、誰も読めるように作りましょう、と。

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