2020/06/28

致命傷


ツイッターにこれを見たら
あ、今の漫画出版社の1つ致命傷を見つけたかもしれない。

ジャンプルーキーに投稿するときに
『サムネイルに女子キャラが妙に多いな....』
と思いました。

まあ女の子が可愛いからね、仕方ない。
需求があるから....

でも田村のこの読み切りを見たら、
なんか違う、と思いました。

田村さんは 
『男を書くのが得意、女の子は可愛いけど実は苦手』タイプの作家

だから女の子の出番は絶対多くにしていけない。
レギュラーにしても、サブに置かないと続かない

しかし、編集は田村さんを
『せっかく可愛い女の子を描けるから、
ガンガン描くべきだ』
と思っている。

それでマリーの連載で悲劇になった。

つまり編集さんは
『可愛い女の子を出せばなんとかになる』と思っている。

実際、最近の新連載は女キャラはかなり重要な位置に置く。

https://shonenjumpplus.com/episode/13933686331666765789
こんなの読み切りまであるように
ほぼ話の中身がない、本当に
『女の子が赤面になったから可愛い』で終わる漫画。

これ致命傷です。

この配置を有効のはラブコメと日常系だけです。

バトル漫画は女の子を活躍させるのは正直やりづらい。
一人二人ならいいけど、多くなるとバランスが悪い。
スポーツなら女子スポーツじゃない限り
女性キャラの重要性は低いの方が正常。
ギャグでも、爆発力なら男キャラ方が頼れる。

可愛いキャラは『何をしなくても可愛い』。
かっこいいキャラは何をしないと『かっこよくにならない』

一見、女の子キャラが無敵ようです。

で、ここが落とし穴です

可愛さは、面白さじゃない
そして漫画必要のは
『可愛さ』ではなく、『面白さ』です。

漫画のキャラは
『可愛いから、何もしなくてもいい』の飾りが要らない
『何をしてて面白い』の行動を起こすのが必要。

つまり、どんなに可愛いな女キャラでも
漫画の中に魅力的な行動を起こせない限り、存在価値がない。

漫画として売りたいなら、
女の子キャラは別にハートル低い訳が無い。

この点に関して、編集は誤解を解けない限り
天下のジャンプでも、ここからヒット作を量産できない。

2 件のコメント:

  1. 2000年代のアニメやマンガが生んだ美少女動物園の弊害ですね...
    かわいいは正義だった時代はもう終わりを告げているようです。あくまで一過性のブームだったかわいいは正義。
    今後生き残れるのは本当に面白い漫画になるんでしょうね。それを発掘する編集の手腕も問われますね。

    タイガー兄とドラゴン非常に興味深いです。ドラゴンカッコいい!
    そして編集として鍛えた林さんの人を見る目も凄いですね。べるぜバブの連載もそういう目で見ていたんですね。研究者だぜ!

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  2. 女性を描ける人もいれば描けない人もいるから。
    そこを見極めるのも編集の仕事と思います

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