2014/02/25

飾りが無い言葉

アイアンナイトの感想。

この作品は、良い意味で”男の子ぽい”。
自分の盾や武器を作る、自分考えた必殺技、
男は絶交しても友達、色んな意味で男の子ぽさが溢れる。

ネームは力不足なので演出面まだまだ足りないけど
この雰囲気が結構良いと思う。

自分的に、ここで言いたいのは”男の考え方”。

今のジャンプは女の読者も積極的に取り込むため
キャラの内面描写はどうしても増えてしまう。

しかし8割くらいの男の子の思考はそうじゃないと思う。
そんなの繊細さはまず無い。
大体でいいんだよ、細かい所はどうでもいい。

だから言葉はどうしても素朴さが目立つ。

このシーンはそれを示せた。
言葉は感じた事をそのまま、ストレートを言うだけ。

正確的にここの会話は鉄兵のロジックはちょっと間違い。
しかし言葉の統整性や正確性の精度はどうでもいい。

男の子なら、大体そんな感じで言うんだ。

繊細さや感性や深さは屁も何も無いが
その代わりに素直さや本能の強さがやってくれた。

盤古を描くの時も同じ感想があった。
内面の描写は多くほどキャラは女々しいのイメージがする。
だから考えて精細な感情を書くより、
ストレートで素朴な気持ちを言い出すの方が好きなんだ。

例えばそれが女の読者に好かれなくでも
男は本当にああいう感じで考えたんだよ。

少年漫画の本質でやっていきたいなら
”女の読者が好きの男の子”を描くではなく、
”本当の男の子”を描くべきと思う。

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