俺の考えては、20世紀までの『良いネームの漫画』と
21世紀『良いネームの漫画』は決定的な違い特性がある。
それは、情報の入り方と思う。
そして21世紀から新しいのネームの描き方が
『デスノート』が筆頭と思います。
何かが違うと言わせてみれば
20世紀のうまいネームは『省略が上手い』
21世紀の上手いネームは『多様な価値観思考見せが上手い』
と思います。
デスノート、鋼の鍊金術師、ワールドトリガー、ハンター
この4つがこの系統のネームが一番上手い作品と思う。
こういう手のネームは情報が極めて多い。
でも小説と違って、描写ではなく本当に『情報』だから
1つ1つ情報が面白いなら
読者を何度も読み返したい、中に隠れた情報を掘り出す。
そして特徴として大コマが主流の今、
こういう手のネームは比較的に小さいコマで描かれても許される。
有益的な情報さえあれば、小さいコマでもしっかりに読んでもらえる。
こういう情報の処理が非常に難しい。
ワールドトリガーで例をすれば
まず世界観とシステムを上手く作れないといけない。
そして全体的に出来上がるから何を描く意図的に配置する。
これは『作家手持ちの情報が異常に多く必要がある』
(読み手に多様な読まれ方に耐える、という情報配置が欠かない)
つまり、感性やセンスだけじゃ決して描けない
頭が良くないと、勉強が得意じゃないと描けない。
つまりえーとこういう手のネームは
手塚先生と藤子先生が描ける、でも鳥山先生と留美子先生描けない、
という事になる。
こういう作品は小説より漫画の方が有利と思う。
小説はどうしても『描写は文字でやらないといけない』だが
漫画は『絵で描写して、セリフ文字が情報を見せる』 。
情報処理の意味では、読み手にとってより専念できる。
理屈的に小説の文字より高い精度で情報処理できる。
そしてこの点についで映画も不向き
(性質的にじっくり文字を読めないから)
だから漫画にとってすごく強みになると思う。
盤古の中盤あたりがこういう感じで描きたいけど
情報処理量が頭が追いつけない感じがした。
倉頡迷宮~月牙泉篇あたりがどうしても情報処理が雑になって
勢いで誤魔化す所があちこちあった。
だからワールドトリガーの連載を見て
大規模侵攻もランク戦も俺にとってかなり理想に近い形になって
ああいう綺麗な情報処理を実現したのが羨ましいと思った。
そして読者はじっくり読み込む所も
今で思えば感慨深い。
『そこまで話を考えれば、読者は必ずそこまで読んでくれる 』
という姿勢が見たら本当に羨ましかった。
俺の頭がたぶんそこまで良くないが
いつかあんなの形で俺なりの『最高のネーム』を描きたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿