2021/05/12

強い方につく・2

 この話題は割と面白いので、続く。

漫画は売るために『強い方につく』パターンはいくつがある。
一番歴史があるのは『大きな雑誌』につく。

わかりやすい例は「週刊少年ジャンプ」。
あそこに乗せたら自動的に毎週百万人クラスの読者は
作品を読んでくれる。

今雑誌が弱くなった今は、似てる原理は漫画サイト
ジャンプ+の人気作品は毎週100万pvをもらえる。

そして今の時代はSNSのフォロワー数も似てる感じ
とにかく『読者数が多い=強い』


次の切り口は『強いジャンル』
恋愛モノは強い理由が男女問わずに興味があるから
多数の人は興味があるジャンルを描くのは、
普通の編集なら必ずお勧めします。
ホラー漫画は売れないからやめて。みたい。


そして近代の「異世界/なろう系」
これもジャンル的に強いけど、もっと説明できる理由がある
この手の作品は近代の『ゲームの価値観全肯定』特徴がある
つまり、今時の『強い価値観』を持っている。

同じ理由で『女キャラを強く見せて男キャラを弱体化』も
『じっくりキャラの内面心理の描写』も
今流行ってる強い価値観の一つ。

そして需求の割に供給が少ないのも結構大事。
雑誌がヒットバトル漫画が完結したら、
編集部は新しいバトル漫画を立ち上がりたい。
そのタイミングは、一番大きなチャンス。

読者の欲望は満たされない所を狙う。強い欲望につく。
簡単で言えば、エロの欲望が強い。
少年漫画のありがちな「強くなりたい」なんかよりずっと。

バトル漫画は強い欲望の類だが
この欲求はハッキリ言ってゲームの方が満たされる。
あと近代の男にとって、
「強くなんかなりたくない」の価値観が主流になりつつ。


「Fanbox支援」のも近代の新しいやり方。
あれは少人数でも結構金額になる。
この場合は、一人出す金額は
普通の読者はコミックを買うより10倍くらいになるだろう。

つまりここがファンがの情熱強い

.............みたい感じで、いろんな方法があるので、
自分に合う強みを見つけて頑張ろう。


台湾漫画の今はやばいの理由もここで説明できる
台湾漫画今は「政治」に依存している。

つまり『強い権力につく』。
しかし政治家なんて漫画に興味がない。

政治に媚びる漫画は、いくらヒットしても
漫画業界は質実的なメリットがない。
漫画の本質はサブカルチャーだから。
政治家から見れば、あんまり価値がない。
今が資金投入してもトップが変わったら、漫画からあっさり手を引く。

娯楽と政治の相性はあんまり良くない。
なので、強い権力につくてもあんまり続かないと思います。

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