2015/07/27

話が通じれば

知り合いはイラストの構図が悩んでちょっと話しかけてきた。
イラストレーターとして彼の画力は俺よりかなり上の方なので
最初は『え、なんで俺?』と思ったが

実際に話してみたら、これは面白いな。
構図を話すだけでも色々通じると感じる。

俺は美術系卒業だから美学理論は習った事があるので
そこの話題は技術ではなく概念として話す。
そして割と役に立つ。

相手は一枚絵として伝いたいテーマ、表現と雰囲気など
理解できるだから、打ち合わせがやれる。
時間差表現や見開きのトリックとか
画面に勢いの流れやキャラの気持ちなどの語りも。

そして話が通じるのが気持ちいい。
絵描きを話し合いはこんな気持ちいいのか。

漫画だけではなくイラストもいけると思えなかった。

まあ相手の姿勢も心地いい。
画力が彼より低いだからと言って俺の意見を無視せず
俺の構図力や美学概念のレベルを認めれくれる所が嬉しい。

本当にどこまで絵描くが好き純粋な気持ちが良い。

そして普段はこういう話題を話し合える相手があんまりない事も
ちょっと驚いた。

彼は絵を描くではなく美術美学レベルで絵を考えたいから
並みの絵師じゃ話が心に響かないらしい。

そして自分はこういうも分かる所もちょっとビックリ。
美術系で美学の勉強は正直そんなに真面目にやっていなかったし。
でも仮にも4年もやった訳だし、素人より基本があるらしい。

大学は美術系に行ってよかったな。
やれる事まだまだありそうだ。


やっぱり自分の力を分かってくれる人と語りのが気分が良い。
もういう事をもっとやりたい。

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