2020/07/26

キャラ論その2

続いて

「商業誌に一般向けに合わせるためにピンポイント調整」
という話を書きます。

商業誌でケモノ漫画を描くためにいくつ条件があります

1.
『できれば作品の世界観は獣人存在する意味がある』
『最低一人、人間視点のキャラを用意する』


普通の読者にとって一番大きな違うのは
「獣キャラをほぼ理解していない」
「人間キャラに興味があるが、ケモノキャラに興味がない」


だから、ある程度に「ケモノキャラ」の量は制限される
『たくさん人間キャラの中に、
ケモノキャラは特別枠として1〜2人が居る』
という手が一番無難です。

2.
一般の読者にとって想像しやすい
「ステレオタイプ」のキャラは好ませる。


ベタなほど、一般読者に分かりやすい。

例えば『狼男』や『リザートマン』は
『サイの獣人』よりわかりやすい。


3.
カッコイイより可愛いの方が分かりやすい。

ケモノジャンルの中に異例に売れるのが『動物モノ』。

誰も『ネコの可愛さ』を理解できる。
でも『虎男のカッコよさ』を理解できると限らない。

なので、読者に寄せ歩きために
ケモノキャラの『このキャラは可愛い!』
というポイントを用意する方が有利。


4.
理解しやすい、現実の動物特性は入れる方が吉。

たとえば犬のモフモフとか、
ネコのじゃらしとか、しっぽパタパタとか、
鼻がスンスンしているとか

こういうペットを飼ったことがある人にとって
想像しやすい要素を入れば好感度を稼げます。

Beastarsはこういう要素を豪華に入れました。

.......だいたいこんな感じかな。

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