2020/07/09

もしヒーローになれたらいいな



『もしヒーローになれたらいいな』
この話はもう少し練り続けてみた。

このシナリオの弱点は
『事態は悪くなる一方で、カタルシスがない』
火垂るの墓に似てる感じ。

悲壮感が売りの作品だけど
これじゃ温泉回などコミカル話を入れない
シリアスはずっと続けてるので、読むのは疲れそうな作品。

それでもこのシナリオが好きな所があります

頑張ってヒーローになった少年に対して
どんなに頑張ってもヒーローになれない少年
死ぬまで諦めないの輝き方。

特に賢いわけじゃない、優しくもない、
人並みの思いやりですら欠けてる
そんな悪ガキは「ヒーロー」という夢を持つ。

小学生が高校生の試験紙を必死に読んで答えを考えて
どんなに頑張っても答えを分かるわけがない
それでも諦めないの様子は尊いと思う。

ざっくり話の流れを書いてみる

主人公は少年A
神に選べれた子供は少年B

少年Aはワガママでいじめっ子
少年Bをイジメてるけど友達を思ってる(のびたとジャイアンの関係性

1.
ある日に車に轢かれそうな犬があった

少年Aは見ないふりしてた
少年Bは飛んで犬を守って大怪我になりました

神は現れて少年Bを救って「君はヒーローになった、選ばれた3人を探しましょう」

少年Bは特別な力を手に入った。

少年Aは『へえ、俺も犬を救ったらヒーローになれるかな?』と思った


2.
次日に、車に轢かれそうな猫があった

少年Aは『ネコか…犬じゃないからほっとこ』

少女Cも飛んでネコを救いました
少女Cも神に選ばれてヒーローになりました

少年Aは驚いてなんでそうする?と言った
少女Cは『人を助けるのに理由が要るのか?』と正論で責めた


3.
少年Aは羨ましくてヒーローになりたくて
見よう見まねで人を助けるごっこをする

でも上手くできなくていつも事態悪化させて
ヒーローになった少年少女B,Cはフォローして事件を解決する

いよいよ怪物を現れて
人々は襲われて、少年少女B,Cは力を使って戦う
少年Aは鍋とかバットとか応戦するようになったが
全然役に立たなくて足を引っ張る。

4.
少年A『枠あと一人しかない、ここでヒーローにならないと
チャンスがなくなる』と焦ってた

悪魔は少年Aを見た

悪魔の装備を落として拾わせて使わせた

少年Aは嬉しくて付けて二人と一緒に戦う
でも肝心な所で怪物を怖くて逃げてしまった

その時に、死ぬ気で少年少女B,Cを守る少年Dは
3人目のヒーローになりました。

5.
とうとう少年Aは自分が選ばれなかった、そして
付けた装備は悪魔のものを分かった。

悪魔が現れて
『君もう絶対にヒーローになれない』と宣言して
少年Aは悪魔になってしまった。

少年Aは怪物側に引き入られた


6.
少年Aはヒーロー達を羨ましてく恨めしく

悪魔は少年Aに『この憎いをあいつらにぶつけろ』と言った
少年Aはヒーロー達に戦うようになった


7.
悪魔になった少年Aは負けました
ヒーロー達に正論にボロクソに言われた

少年Aは、それでも自分はヒーローになりたいと気づいた。
例えばそれもう出来なくなっても。


8.
少年Aは自分ができることまだあるのか?と必死に考えてた
でも悪魔に歪ませた心は上手く考えない

少年Aは自分まだできることは『ヒーローに負ける』しかない
なのでガンガンとヒーロー達に負けようにした。

それでも悪魔になった自分は死なない。終わらない。
想いは届かない。

9.
少年Aはヒーローと戦い最中に
犬は瓦礫に轢かれそうで

悪魔になった少年Aは必死に犬一匹を救いました
人々にボロクソ言われた
『なんで今更、ざんざん人を殺したのに、それで改心したつもり?』

そしてヒーローの少年Bは言った
『この犬にとって、君はヒーローだよ』

悪魔の呪いは解けました。

涙ボロボロになった少年Aは少年Bに剣で刺さられて死んだ。

2 件のコメント:

  1. 選ばれた少年Bによって、報われない戦いをしてきた悪魔となってしまった選ばれなかった少年Aが、死をもって救われるエンディングはドラマティックですね。一番認めてもらいたかった少年Bに認めてもらいながら、その腕の中で死ぬのは綺麗だと思いました。

    普通の臆病ないじめっ子が、悪魔となってもヒーローへの憧れを捨てられずにいる姿は純粋でいじらしいです。

    誰もが持ってる心の弱さに付け込まれるところは共感が持てますね。見様見真似で人助けをしようとする姿も何とも言えません。少年Aなりに頑張っているけど、届かない。現実世界でも似たような事例はいくつもあるでしょう。

    大きなカタルシスはないけれど、派手なバトルシーンと悪魔となってしまった少年Aの苦悩でお話を盛り上げられそうです。

    ワシはこの話が好きですよ。

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  2. ありがとうございます
    いろいろを考えましたが、この話が物語性を最優先なので
    余計な要素はカットして映画2時間でまとめるように
    1〜2巻の話になりました

    俺もこの話が大好きて、機会があれば書いてみたい

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